- 軽妙洒脱 -
久々の雑談コラムです。
この時期25Spirng/Summerの展示会時期でして、
週2〜3日は午前中どこかの展示会に顔を出しています。
エリアは大体、渋谷・目黒・青山・代官山あたりが多いのですが、
青山で展示会があった日はその後新宿御苑の自店まで歩きます。
大体4.5-5kmで1時間くらいのウォーキング。
少し疲れますが丁度良い運動になりますので皆さまにもおすすめ。
何故青山からかというと、単に青山通り〜外苑西通り〜新宿通りという
ルートが全て道が広くて歩きやすくまた好きな建造物が多いというが一つ。
そしてもう一点、道ゆく大人のカジュアルファッションを
じっくりエリアごとに観察できることというのがあります。
定番物メインのスタンダードスタイルの人もいれば、
トレンド感満載の人、ストリートスタイルの人、など様々なタイプの人がいて
かつ自分のスタイルを確立している人が多いのでどのタイプの人もとても参考になります。
年齢層、スタイリングなどエリアによって少しずつ変化していくのも面白いのですね。
その中から、「あの定番物は今取り入れたら格好いいな」とか
「このトレンドは大人でもアリだな」「あれをウチの店流に提案するとこうなるな」
「あんなジジイになりたいな」とか色々考えながら歩いています。
さて、そんなFENESTのセレクトのテーマの中でも最も重要に考えている点が
クオリティを満たした上でのスタンダードとトレンドの良好なバランス感覚です。
これはファッションに限らず、思考のあり方、仕事への向き合い方、
日常の過ごし方とか人生全てにおいて意識していることなのですが、
「定番を基礎にしつつ流行を受け入れる」ことがとても重要なことだと思っています。
食、音楽、映像、アートなどもそうですが、新しい物に触れずに拒否するというのは
成熟ではなく単に思考の硬直化であり老化だと思っています。
無論、全てのトレンド(悪いトレンドもたくさんあるので)を取り入れる必要は無く、
吟味した結果、これは受け入れる・受け入れない、この選択をすることが強く意識しています。
よく「服は内面を表すもの」と言われますがまさにそういうことだと思います。
と、それらしいことをつらつらと書き殴ってみましたが、
要は「気に入った服着て日々を心地よく楽しく過ごしましょう」ってことですね。
その、「気に入った」を見つけてもらう店としてあり続けたいと思います。
ご新規様も増えるシーズンの変わり目の時期の初めましての挨拶がわりに。
またいつもご利用頂いている常連様への改めての所信表明ならぬ初秋表明ということで。
Kosoko