週末、STILL BY HANDのパンツを買いにこられたお客様から
ワイドパンツの着こなしについてのご相談がありました。
昨今、メンズデザイナーズでもコレクションの半分くらいはワイドシルエットですので、
普段スリムフィットやレギュラーフィットがメインのお客様でも
そろそろワイドも着こなしたいな、と考えている人も多いようです。
実際には個々のブランドでワイドの解釈、ニュアンスは異なり、
決まったルールはありませんのであくまで着る人の自由ですが、
一つの僕的な見解を以下にまとめました。
まずワイドの型をすっきりしたシルエットというのは限界というか矛盾がありますので、
あくまで「全体としてすっきりとした印象にまとめる」という方向に持って行くと
自然で清潔感のあるワイドスタイルというのが表現できるのではないかと思います。
具体的には、
「トップス」
シャツ、カーディガン、コートなど少しドレス・トラッド要素のあるもの。
ただしパンツのボリュームに負けないよう少しゆとりのあるシルエットで。
「パンツの丈感」
気持ち短めに。一折したり丈ツメもオススメです。
短かすぎても子供っぽくなるので靴との距離のバランスを大切に。
「靴」
ボリューム抑えめ。
スニーカー、革靴どちらでも良いですが、
スニーカーであればローテククラシック寄りに、
革靴であればシンプルな短靴で。
この先は、
全体をモノトーンにまとめてシックなモード風仕上げにするとか、
モルスキンジャケットに本格革靴でヨーロッパワークスタイルにするとか、
そういった個々の好みを加えてもらえればOKです。
と、あくまでFENEST的提案にはなりますが、
そんな感じで合わせてもらえば良いかと思います。
STILL BY HAND – Cotton Gaberdine Wide Pants – Olive
STILL BY HAND – Cotton Gaberdine Wide Pants – Black