二日間お休みを頂き一泊の夏旅行。
今回は長野へ。
小学生のころ、家族で訪れた信州旅行の記憶がうっすらと残っています。
そのときと同じ夏の空気のなか、
今度は自分が親として家族を連れて歩く30数年ぶりの街。
不思議な感覚です。
初日は松本へ。
松本ICから程近く、まずは松本城。
急な階段を登って天守へ。
漆黒の城と蝉の声、風がよく抜け思っていたよりも快適な城内。
その後、FENESTのOPEN前からお世話になっている方が地元で営むお店を訪ねました。
セレクトショップ5minutes(ファイブミニッツ)の店主、小野さん。
サッカー好きらしい日焼けの笑顔にほっとします。
扇風機で逆だった髪が面白い。。。
教えて頂いた街なかのレトロな老舗洋食屋でランチを。
旅先で食べるカレーってなんであんなに美味いのでしょうね。
5minutes(ファイブミニッツ)
〒390-0874 長野県松本市大手2-5-6 松本屋ビル3F 東室
phone/fax0263-36-5030
open/close11:00 – 20:00
https://www.5-min.jp
午後は一旦、一人で別行動でもうひと方の元へ。
本格健康靴の専門店「楽歩堂 松本店」の店主、久保田さん。
こちらも東京在住時お世話になった方(御苑飲み仲間)で、
今は奥さまの出身の長野に住まわれています。
何とフジロックの朝帰りでお疲れのご様子でしたが、
相変わらずの淡々と飄々とした落ち着いた雰囲気で安心しました。
楽歩堂 松本店
〒390-0811 長野県松本市中央2丁目1-18
phone/0263-88-8192
open/close / 10:00~18:00
ここで家族と合流。
全員モノトーン。僕もそうですが、集合写真も地味になりがちです。
川沿いの商店街は来週からのお祭りの準備で忙しそうでした。
宿は浅間温泉街に佇むシックな旅館にて。
和洋折衷の懐石料理がどれも非常に美しく、また美味しい品々。
とにかく長野は野菜がどれも美味しいですね。それから味噌も。
締めの館主手打ち二八蕎麦も弾力抜群で最高でした。
最後は風呂あがりに一人テラスで飲む缶ビール。
遠くに揺れる街明かりを眺めながら、ゆっくりと流れる時間。
知らない街の夜景はどこか郷愁があって良いですね。
翌朝は、浅間温泉からアザレアライン、ビーナスラインを通って
標高2000mの美ヶ原高原美術館へ。
標高が上がるごとに変わっていく空気。
冷房のいらない涼しさと、きりっと澄んだ風。
広大な空の下、点在する彫刻とオブジェたち。
風に吹かれ、空を背に、ただそこに在るという存在感。
自然と作品がゆるやかに交わる、不思議な空間でした。
そして、高原と言えばお約束のソフトクリームで休憩。
ひんやりとした甘さと、少し乾いた風。
やはり、こういう場所で食べるソフトは格別ですね。
帰り道は、再びビーナスラインから高速道路へ。
助手席に揺れる影と、後部座席の静かな寝息。
旅の終わりに残る、静かな余韻。
やはり、旅はいいものですね。
リフレッシュにとどまらず、新しい景色や人との再会を通して、
価値観を少し見直したり、思いがけない発見に出会えたり。
そうした小さな揺らぎが、また日々の暮らしへと、静かに還元されていくのでしょう。
Kosoko