モノ選びとモノづくり(1)

(展示会の一コマ)

 

8月も終わり。
あっという間ですね。

9月よりいよいよ秋シーズンに本格的に突入します。

と、その前に。

既に秋物の商品紹介が続いていて満腹気味の人もいるかと思いますで、
箸休めの雑記です。

 

テーマは「モノ選びとモノづくり」。
長いので暇な人だけお付き合いください。

 

この8月~9月にかけて展示会訪問が十数件続きます。
この時期、既に来年の春夏物の展示会&オーダー時期なんです。
お客さんに「もうですか?」なんて言われることもあるのですが、
服作りはITが発達してもなかなか自動化できない手作業の部分が多くあり、
デザイン、パターン、生地、工場、それぞれのスケジュールを
調整していってようやく数か月後に完成というものなのです。

 

さてそんな各ブランドごとの展示会めぐりはバイヤーにとって
最も重要でかつ最も楽しく、そして難しい作業です。
実際に手に取り、触り、着てみる。
デザイナーや企画の人に生地や縫製、シルエット、ディテールなどの質問をする。
その中でお客さんに着てほしい物、そして自分が着たいものを選びます。
「これを着たら日常がもっと心地良くなる」
「これを着たら自然と創造力が湧いてくる」
そう感じるものを選んでいます。

 

もちろん、欲しい物を全てオーダーすると予算の倍くらいになってしまいますので
そこからは減らす作業に入ります。
「これで黒か紺があったらなぁ」とか、
「このボタンが貝ボタンだったらなぁ」とか
「このオーバーサイズ感はちょっとやりすぎかなぁ」とか
色々条件を付けて減らしていきます。

 

価格に対しても、
安すぎる物=誰かの犠牲によって成り立っているので無し、
高すぎる物=必要以上に付加価値が付きすぎているので無し、
という判断の元、
あくまで適正価格の範囲に収まっているものを選んでいます。

 

さらに絞りこむ必要がある場合には、
「品が良いか」「雰囲気が良いか」などかなり直感的な作業で締め括ります。

 

そうやって選んだものがお客さんの手に渡り、
その人の服文化の一部となって日々の満足感を満たして、
かつ、その人の周りの反応も良いものであれば最高に幸せなわけです。

 

そしてその精度を高めるためにもっともっと審美眼を磨いていかなければ、
というのがバイヤーとして常に心に留めておいている感覚です。

 

と、ここまでがFENESTの「モノ選び」の話。
そのまま「モノづくり」について書こうと思ったのですが、
既に結構長くなってしまったのでまた次回(2)に。

 

 


 
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