休日。映画館でアニメ『ひゃくえむ』を鑑賞。
100メートルという短い距離を走る物語ですが、ただ速さを競うのではなく、
“自分のリズム”を探していく過程を丁寧に描かれているのが印象的。
競技の緊張感の中に、心理の揺らぎや迷いがにじむのは、やはりこの作者らしい筆致。
同作者の漫画『チ。』同様、人間の小ささと同時に強さを浮かび上がらせる描写が独特で、
心の奥に熱を残してくれます。
「自分の速度でいい」「心が求める方向に進めばいい」と語りかけてくる本作。
結局のところ、真剣さも葛藤も含めて、人生のリズムを形づくるのは“楽しむ”という感覚。
秋も本格的に始まり、また“楽しむ”行動を積極的にしていきたいですね。
Kosoko