「本棚と、服と」
年度の始まりに、本棚を整理しました。
ふと手に取ったのは、ヴィム・ヴェンダースの写真集。
いつ買ったのか忘れていたけれど、ページをめくるとやっぱり好きでした。
静かな風景、誰もいない道、色あせた建物。何も起きていないのに、目が離せません。
そんな空気を、FENESTの選ぶ服のどこかに感じていただけたら、とても嬉しく思います。
派手さはないけれど、着ると気持ちがすっと落ち着く。
みなさまの日常にも、そっと寄り添えるような服であればうれしいです。
日曜の夜って、ちょっとだけ落ち着かない時間でもあります。
月曜の予定を思い出したり、なんとなく頭が切り替わらなかったり。
でも、本を読んだり、服を整えたりすることで、少しだけ自分に戻れる気がします。
そんなふうに過ごす夜も、悪くないなと思えるこの頃です。
みなさま、また明日からの日々へ、ゆっくりと戻っていきましょう。
Kosoko