シルバーのテーブルランプに灯りをつけると、手元の景色が少しだけやわらかくなりました。
光のそばには、細い葉を伸ばしたコンシンネ・レインボー。
隣には、表紙の青が印象的なメビウスのイラストと、赤い傘が映えるソール・ライターの本。
アーコールの椅子の木の背が、静かに光を受けています。
普段、控えめな色の服を着ることが多いからか、
こうした小さな色の重なりで、色彩感覚をそっと補っています。
本や植物を置く位置を少しずつ変えながら、ただ静かに色を並べている時間。
見ているだけで、色の感覚が少し整う気がします。
こういう時間が、日常にちょっとした差し色になるのかもしれません。
Kosoko