白Tと重ねる、三つの空気感。
— カーディガンで整える春の輪郭 —
GWが始まりましたね。
街も、人も、少しだけ浮き立つような空気をまといはじめています。
けれど、朝晩にはまだ冷え込みがあり、
長袖に手が伸びるような肌寒さを感じる日も少なくありません。
白Tシャツは、どんなスタイルにもなじみ、
ときに装いの「白いキャンバス」のような存在になります。
そこにどんなカーディガンを重ねるか。
それだけで、その日の空気感や、自分自身の輪郭まで変わってくるように思います。
春から初夏へと向かうこの季節。
FENESTから、白Tシャツに重ねたい三つのカーディガンをご紹介いたします。
ローゲージカーディガン × 白T
〈ざっくりとした日常〉
ローゲージのカーディガンは、ほんのり空気を含みます。
白Tと合わせるだけで、輪郭に自然な余裕が生まれます。
ざっくりとした素材感は、休日のリズムにちょうどよく、力を抜きたい日にぴったりです。
袖や肩にゆとりのあるシルエットは、リラックスした着心地をそのままに。
Tシャツもしっかり感がありつつシルケット加工で品の良さも感じるクリーミーなホワイトで。
カジュアルでありながら、大人らしい印象を残してくれる一枚です。
Items
PERS PROJECTS – ARON CARDE / Knit Cardigan – Black
ブラックハイゲージリネンカーディガン × 白T
〈空気の通る、静かなドレス感〉
ボタンのない前立てが、風の通り道をつくります。
薄手のリネン素材は肌に寄りすぎず、ふわりと空気をまとうような感覚です。
ハイゲージの編み目が、白Tをほどよく引き締め、品のある雰囲気に整えてくれます。
羽織るというより、“纏う”ような感覚に近いかもしれません。
Tシャツもハイゲージの上質な綿100%でより上品に。
これから訪れる初夏の空気に、そっと溶け込む一枚です。
Items
STILL BY HAND – Ramie Pique Buttonless Cardigan – Black
EEL Products – HI QUALITEE S/S
ネイビーテックジャージカーディガン × 白T
〈都市的ミニマリズム〉
ハリのある薄手のテック素材は、構造的で無駄のない美しさを持っています。
白Tの柔らかさと重ねることで、静かな緊張感が生まれます。
スナップボタンの控えめなデザインも、ミニマルな印象を引き立ててくれます。
Tシャツも雰囲気に合わせて速乾サラサラタイプで。
動きやすく、それでいて整っていること。
そんな矛盾を自然に両立してくれる、頼れる存在です。
Items
CURLY – DRY COOL TRICOT CARDIGAN – Navy
CURLY – HIGH-GAUGE T/C TEE (S/S)
白Tは、いつでも中立で、まっさらな存在です。
だからこそ、その上に重ねるものによって、
その日の自分らしさが少しずつ変わっていきます。
気温や気分に合わせて、
今日の空気にちょうどいいカーディガンを選んでみてはいかがでしょう。